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シェフの農園
店産店消型植物工場「シェフの農園」を三菱重工グループ㈱田町ビルが、2012年1月ニュートーキョー「第一田町ビル店」内に導入設置しました。
自然エネルギーを利用した店産店消植物工場
三菱重工業グループの株式会社田町ビルが所有する「第一田町ビル」の地下1階に、「シェフの農園」が納品されています。そして、栽培用の電力には、屋上に設置されている出力約4kWh(一般家庭1戸分の消費量に相当)の三菱重工製太陽光発電系統連携システムから得ています。

栽培及び運営については、外食チェーン大手の株式会社ニユートーキヨーが行い、同社田町店のランチおよびディナーで提供しています。毎日の採れたて野菜は主にディナーメニューに使われているようです。

栽培及び運営については、外食チェーン大手の株式会社ニユートーキヨーが行い、同社田町店のランチおよびディナーで提供しています。毎日の採れたて野菜は主にディナーメニューに使われているようです。メニューの内容としては、生野菜サラダ、レタスシュウマイ、ベビーリーフと生ハムのピザなどに利用されています。その他にも、ベビーリーフのオムレツや、ペペロンチーノにベビーリーフが山盛りでのせられたもの、レタスのしゃぶしゃぶ他、採れたて野菜の魅力を表現できるメニューの考案をしています。

 

サンパワー㈱で開発・製造・販売されている「シェフの農園」は、関東経済産業局の平成21年度先進的植物工場推進事業に採択され、カレッタ汐留とさいたま新都心合同庁舎展示スペースの2か所に試作機を展示し、小型植物工場の普及活動に利用されました。現在は、複数の販売代理店から販売されている人気商品で、多くの納品実績があります。

このシステムの目的は大型の植物工場のような、野菜自体を量産し販売することではありません。新鮮で生産履歴の明らかな野菜をレストランなどの店舗で生産、消費できるようにすることを目的とした、外食事業者向けのシステムです。そのため、野菜の生育状況が観賞でき、集客効果が見込めるように設計されています。また、シェフの農園という商標からもわかるように、店舗と調理場と農園が一体化したような印象を与えることを最大の目的としています。

店舗への設置が前提ですから、シェフの農園には、店舗スペースの有効利用と衛生や安全性を確保できるような2つの配慮がなされています。1つは「収納型栽培システム」です。栽培設備をスライドすることで、栽培管理時にボタンを押すだけで内部に作業スペースを確保できるようになっています。さらに、5段の栽培棚にコンベア式を採用したことより、省スペースでの設置や栽培作業が可能です。もう1つはエアーシャワー室付きの専用独立空間です。これは栽培作物を花粉や細菌から守り、高い安全性を得るための工夫です。


収量の面では、季節や天候に関係なく毎日約60株(年間2万株)の生産が可能です。加えて5段ある栽培スペースは隔離され、培養液の種類、栽培温度、照明時間等の栽培環境を棚ごとに個別に設定できるようになっています。つまり、量の面でも品目の面でも店舗でサラダを提供するのに十分な野菜を確保できるように作られているのです。グリーンマスタード・レッドマスタード・レッドファイヤー・小松菜・ルッコラ・水菜・ピリカラ菜・デトロイト・ミニチンゲンサイ・赤からし菜・スープセロリ・タアサイなどが推奨作物となっています

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