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津波避難シェルターを持つ風力発電タワー
LIFE TOWER
海に囲まれた日本。
あの日。2011年3月11日。世界中に驚愕の映像が流れました。東北地方を襲った「東日本大震災」。次々と人々の生活をなぎ倒していく信じられない津波の力。そして、避難している人々のその後の映像。少ない食料、衣類、そして暖房。極限の中で、その助かった「命」を懸命に守ろうとしていました。その姿を日本中の人達が胸を締め付けられる思いで流れてくる情報を見ていました。
もし、海際の平地に逃げ込めるものがあったら。
もし、そこに暖かい部屋と、食料、医療設備があったら。
絶望の縁から、生きる希望となる、あたたかな光が見えたら。
そんな思いからこの「LIFE TOWER」、「命の塔」を提案します。
ライフラインを断ち切られた被災地に生きる力を与える「命の塔」
国際特許取得済みの風力発電設備
上部に、高効率な風力発電設備を備えた津波避難シェルターです。発電能力は100kwを想定しています。最上部・側面には避雷針の設置が可能な為、風車式とは異なり、落雷による障害等も防ぐ事ができます。この風力発電設備は、国際特許を取得しています。
津波から命を守り、被災後の命を守る
シェルターには中央の階段を使用して上ります。中央の支柱部分は、油圧式のエレベータの設置も考えられますが、緊急用資材庫としての利用を考えています。シェルター内の有効面積は175m2程です。被災者の生存環境をより良くする事を考えて今後、様々な検証が必要ですが、ライフラインの継続的な保持を第一に考え、単体で機能するタワーです。シェルター部分外壁の半分は水族館に使用されているアクリルで覆われていて、外部の状況を把握する事ができる様になっています。
日常から利用出来る施設に
夜にはシェルターの窓から暖かそうな光が漏れています。困難な状況に人が陥った時に、この光は生きる勇気を奮い起こしてくれるはずです。また、一つの場所にこのタワーを数台ブリッジで連結して、各タワーに分担した機能としての医療、食事提供等を持たせると言う事も検討しています。そして大切な事は、「もしものため」に、この 「LIFE TOWER」は平常時でも常に開かれていて、地域の人々に日常的に使われる様な工夫が必要です。もしもの時のこの施設の有益性や新しい風力発電設備の事を紹介する場所であったり、展望台としての活用等も考えられます。また、ここで得られた電力を売電する事で、維持管理費等への充当も期待できます。
津波避難シェルターを持つ風力発電タワーの集合体
津波避難タワーを連結し、機能を分割させるという考え方もあります。避難してきた人達に、医療を提供したり入浴や食事に利用できるなど、特化したシェルターも有効かと考えています。それぞれのシェルターをブリッジで連結し、行き来出来る様にします。また、この計画では連結されたブリッジの延長線上にヘリポートと、高齢者や負傷者のためのエレベータを設置しています。
東北大震災で津波の威力を知りました。津波を施設群正面から受けるのを避けるために高さ15Mの波を分断させる塔を設置しています。内部は避難物資等の倉庫としても活用できる様検討します。
常に開かれているこの施設には、新しい風力発電設備の事、もしもの時にこの施設の持つ様々な機能についての説明がなされています。そして、近隣に住む人達のコミュニケーションの場として、また、観光訪れているいる人達への案内所として機能していければこの施設の事を理解してもらい、いざと言う時に100パーセント機能してくれると考えています。
今後予想される日本各地での大震災。
その時に備え、少しでも多くの命を助ける事ができればと考えています。
その時に備え、少しでも多くの命を助ける事ができればと考えています。